え?これだけ?
垂直跳びが高く跳べるのは気持ちのいいものです。
スポーツのパフォーマンスを上げる基本ですし、なにより自慢できて自信がつきます。
意外かもしれませんが、垂直跳びを高くする条件はたったひとつ。
離陸の初速度が速いこと
です。
垂直跳びを高くしようと思ったら、ようするに離陸速度だけを上げればいいのです。
が、その強化のためには「強いこと、速いこと、上手いことの3つ」を考える。
なんか、当たり前かもしれませんが、
この3つを深堀してみるとめちゃくちゃ多くの発見があるのです。
- 速いこと ▷ 神経伝達物質量を増やす
- 強いこと ▷ 絶対筋力
- 上手いこと ▷ バネ動作の理解と強化
①速いこと
離陸速度を上げる最終手段は、離陸時の筋収縮速度。ギューーーっと力を入れたって高くは上がりません。離陸の瞬間、シュッと最終速度を上げられるだけの筋肉の収縮速度で最終ブーストを加えたいのです。
②強いこと
しっかりと体を支えて、ポテンシャルエネルギーを筋肉が作るバネに溜めるための基本強度を高めます。
③上手いこと
重力加速度による落下の運動エネルギーをしっかりとポテンシャルエネルギーに変換して蓄え、ポテンシャルエネルギーを上昇の運動エネルギーに変換しながら加速して、最適なタイミングで筋収縮を加えるという運動の上手さを鍛えます。また、腕を振り子として使う理由は、最初の落下エネルギーを増やすことと、離陸速度を最終的に上げる時に腕の重さをゼロにするテクニック。
動きながら考えてみてくださいね。