上達しない理由は、努力不足とは限りません。
選手の思考停止、
身体の条件。
練習方法。
恐怖や迷い。
人間関係。
チームの仕組み。
上達を止めるものは、
選手の中にも、外にもあります。
レベルアップスポーツは、
「何を足せば伸びるか」より先に、
何が、この選手の上達を止めているのか。
を見つけます。
選手たちを止めているものを8種類に分類して、
8BLOCKERs(エイトブロッカース)と名付け、
着手しやすいものから消していくことで、
選手の上達を阻害するものを、全消去していく。
これがレベルアップスポーツの指導方針です。

・練習を増やす。
・筋力をつける。
・新しい技術を覚える。
・評判のコーチの指導を受ける。
どれも、上達に役立つように見えます。
でも、その前に。
上達を止める条件が無いか確認が必要です。
上達を止める条件が多いほど
せっかく加えたプラスの効果も打ち消されてしまうからです。
ブレーキを踏んだまま、
アクセルを強く踏んでも、
内側に熱がこもるばかりで、
なかなか前に進みません。
だから、レベルアップスポーツでは、
「何を足せば伸びるか」より先に、
「何が上達を止めているか」を見ます。
その中でも、
特に大きなブレーキだと考えているのが、
「選手が、自分で考えなくなること」です。
・コーチに威圧される。
・失敗を責められる。
・選手が考えるより早く、答えを教えられる。
・細かな指示を次々と与えられる。
・「言われた通りにやること」が正解になる。
こうした指導が続くと、
選手は少しずつ、
「自分で考えない方が得」という状態に適応していきます。
その結果、
・自分の感覚を確かめる。
・他の選手との違いを見つける。
・成功や失敗から原因を探す。
・ふっと思いついた方法を試す。
といった、
上達に必須の思考が⋯、止まっていきます。
指導現場で起きやすいのが、
コーチの想いの強さから、
もっと伸ばそうとするがあまり、
選手の上達する力を止めてしまう。
という現象です。
まず、それがマイナスだと気づき、
マイナスを止めたうえで、
有効なプラスを加える。
そして最終的には、
選手が、自分で上達できる状態をつくる。

池上信三|スポーツコーチング戦略
どの種目でも競技レベルを上げるアドバイスをしています。
現MFフィギュアスケートアカデミー、オフアイスコーチ。
どの競技でも、求められるレベルが急上昇しています。
このレベルになると、「あたま、からだ、こころ」が
最も働く状態になっている環境が必須。
「あたま、からだ、こころ」が健全であるために、
それを邪魔しているものをBLOCKER(ブロッカー)と呼び、
ブロッカーを全消去していく指導スタイルに変化しましょう。
8種類のブロッカーを消去する、
「LUSコーチング」をお伝えしています。
主な実績
| 対象 | サポート | 現れた変化 |
| 陸上・五輪出場選手 | 動作の力学分析 | 長く続いた足首の問題を改善、五輪出場 |
| 名門大学駅伝部 | 動作・練習設計 | 初年度、怪我人激減 |
| 高校ラグビー部 | 技術・戦術・練習設計 | 夢の全国大会へ進出 |
| フィギュアスケート | オフアイス指導 | メダリスト育成。世界・全国レベルの選手育成支援 |
サポート例、種目/対象者/テーマ
アスリート個人サポート
ジャンプの成功確率が悪すぎる、というお悩みです。
左右にエッジを滑らせる滑らかな滑りの中にある、フィギュアスケート特有のリズムを掴み取るのをせずに、ジャンプを跳んでいたことを見つけ出し、オンアイスの練習設計と、オフアイスのバランストレーニングの設計を行いました。
コーチの指導を受けていても、長期間成功できないこともあります。この場合、「別の視点の分析」を取り入れることをお勧めします。
※力学的視点を持ち込んだり、コーチと選手の理解の乖離を見付けて橋渡しをしたり、テーマの飛躍があれば細かなステップに分けたりして、着実に前進する足がかりを作る作業です。
左足首の痛みが治らないというお悩みです。
痛みの原因は、左足の接地時に、左足が地面に対して十分な後方への速度が出せていなかったためでした。
さらにその理由は、左足を後ろから前へ持っていく原動力を、腸腰筋の仕事だと考えていたのが主な原因だと判明。左足首の蹴りの力の一部分を使って、左脚を前に跳ね返す動きをすることで解決しました。
これは、いわば「悩みの発生源を見つけて、シンプルな解決策を仕立てる」仕事です。
長期間の悩みは「あなたが探っているところ以外」に原因があることが多いのです。
表現したい動きをしているつもりでも、表現が伝わらないというお悩みです。
人間は、サムアップされれば「グッドのサイン」として捉えるように、特定のカタチや、特定の動きを見ると、無意識的に、そこに意味を見つけます。
関節可動域の限界からリラックスして、もう一段階可動域を広げる練習を通して、伝わる表現を身につけました。
ジャブが短く弱いというお悩みです。
鋭いジャブを打とうとして固くなり、肩甲骨の可動域を止めていたのが原因でした。
肩甲骨の動きの知識と、可動域の広げ方、筋肉がバネになるプロセス、バネ化した肩甲骨の動きがパフォーマンスを出す理由を理解してから、肩甲骨のバネ動作練習+動きが破壊力になるための瞬発緊張(一瞬、全身を固めて伝達エネルギーを最大化する一瞬の動き)を鍛えるエクササイズを新設計してご提供しました。
日本人アルゼンチンタンゴダンサーが、本場の動きに到達する方法が分からないというお悩みです。
本場のダンサーとの骨格の違いからくる、印象の違いと可動域の違いを加味したうえで、アルゼンチンタンゴの特徴的な美しさを保ったまま、クイックな動き、しなやかな動きを織り交ぜて身につけられるよう、解剖学的、生理学的に適したエクササイズを設計してお渡ししました。
長年ギターを弾いているけれど、テンポが速いストロークができず、スローなストロークでは、テンポが乱れるというお悩みです。
また、手首の関節をグラグラにするとストロークにならない。筋肉を使おうとすれば固くなる。というお悩みも感じています。
手首を「手首の弾性強度に共振させるテンポ」で揺らせば、手首のバネ動作になります。説明すると複雑になりますが「実際やるのは簡単」です。
1)手首を優しく固定する
2)肩肘(あるいは胸郭)を揺り動かして、手首がバネ化
この2段階を練習することで出来るようになり、一度出来れば戻りません。
コーチ・チームへのサポート
中庭ヘッドコーチからは「オフアイストレーニングは、氷上練習の予習」との指示を受けています。
氷上でジャンプが成功するのに必要な、理解と、それを実践するために必要な身体能力の組み合わせを予習としています。
特に「理解」の部分が重要で、ジャンプメカニズムの力学的分析を、脳科学的、心理学的に適した伝え方を行い、筋肉以外の身体能力の要素を伸ばすことを主体にしています。
※筋力以外の身体能力=主に脳の機能向上を目的として、速い動きをゆっくり感じるようになる、見えない部分の動きが把握できる、その日の調子に関わらず動きの位置とタイミングが正確になる、氷上で指示される動きの理解と自動実施(刷り込み)、無意識が味方をしてくれる方法など多岐にわたります。
トライアンフマップセミナー、および、実際の動作から、部員に共通の問題を抽出し、トレーニングに濃縮を行いました。
トライアンフマップは「成功までの手順」と「無意識の稼働」を組み合わせたオリジナルコンテンツです。無意識が成功までの道のりを進ませてくれることを目指しています。
また、さまざまな動作をしてもらうことで、部員に共通の改善点を抽出して、最終的に2~3項目の強化ポイントに濃縮してお渡ししました。
全国大会常連校になってくれました。
名門駅伝部へのトレーニング提供です。怪我人が多く主力選手が試合に出られないため、怪我を無くすトレーニングを設計して欲しいというのが当初の依頼です。嬉しいことに初年度、怪我人ゼロになりました。
走り方指導と、トレーニングの精度を上げるための追加解説などを繰り返し行なっています。
名門校と比較して明らかに体が小さい、高校生になってからラグビーを始める選手が多い、外国人を補強できない、という環境で、勝つための道を探り、練習設計をするというご依頼です。
力学的に適した、スクラム、タックル、フットワークの新設計と、これらを活かしたフォーメーションづくりに加え、無意識を勝利に向けるいくつかの取り組み(※)、指令伝達経路の鮮明化などを行いました。
その年、全国大会に進出できました。
MFアカデミーは、すべての選手を、すべてのコーチが見守る仕組みです。氷上で解決が難しい課題があると、コーチ相談してくれます。
その時、当該選手のオフアイスでの様子と、指導方針を共有します。
コーチと共同で、選手の氷上での動作確認をすることもあり、選手育成の立場による垣根がなく、より良い解決策に向かってみんなで進みます。
近代五種の5種目の中で”走り”に特化した実践セミナーを行いました。
走りの専門家ではないけれど、走りの専門家に匹敵する走りを持っていなければなりません。
多種目をこなす選手たちに、負担が少なく走りが効率化されるよう、セミナーの中で各選手の走りを見極め、個別の改善テーマと、チーム全体で取り組む内容に濃縮してお伝えしました。
MFアカデミーではない、他チームへの合宿に参加しました。
主にジャンプのメカニズム解説と、それを身につける手順を伝えて、合宿に活かすのが目的ですが、無意識が勝利を自動的に導いてくれる方法も併せることで、合宿の効果を高める意図を加えました。
競技団体・企業・学校 サポート
プロテニスプレーヤーの所属会社からの依頼で、一般テニス愛好家向けの、「テニス専用、体のバネの鍛え方」というイベントを行いました。
テニス雑誌に解説されている動きを「体のバネ目線」で解説したうえで、テニスコートで実践する方式です。
例/プロネーションとは、前腕の内外旋ですが、これをバネできた人だけが、プロネーションを活かした強烈なサービスが可能です。そのためには⋯、といった感じに、導入、理解、実践をセットにして回す方式で進めました。
スキー連盟管理下で活躍している「全日本のコーチとトレーナー」を対象とした、指導方法に関するカンファレンスの、講師として登壇させていただきました。
今年のテーマはコミュニケーション。非常に若い選手たちの感性とコーチの感性が合わない場合はどうする?など、具体的な内容の集合体です。
あらかじめ本部長、副本部長、担当役員の方たちとミーティングを重ねて内容を決定して、ミラノコルチナオリンピックのメダル奪取に向けるという明確な意図を持ってのカンファレンスでした。
高偏差値がゆえの、学生コントロールの難しさを、感情的にならずに解決したいとのご依頼です。
問題と感じている出来事の全てを「面白みに変える」ための手順と方法をお伝えして、自分なりの方法に行き着く60分間をご提供しました。
部活動指導員を派遣している企業様から、自社から派遣されているコーチの質の担保を目的とした検定制作依頼を受けて実施し、実行中です。
コンプライアンス、インテグリティー、年代別指導法など、時代を反映した内容であることと、一般的な知識から、現場に踏み込んだ内容を理解・実践できることに留意し、コーチの質を担保できるように設計しています。また、時代の変化に対応したバージョンアップをさせていくという方針も加え、テキストと認定試験を制作しました。
埼玉県戸田市部活指導員研修会の講師を行いました。
法令に定められた内容を、現場の言葉に訳して伝え、現場をイメージした学習機会になるようなスライドを作成して実施しました。
目黒区部活動指導員研修ビデオの制作です。
文化部にも対応できるというご依頼に沿って、「日本語の特徴を指導に活かす方法」を、ぎゅっとまとめたビデオを制作して納品しました。現場の悩みを少しでも解消できるように、ビデオを制作するだけでなく、ビデオをご覧になった指導員からのご質問にお答えもしています。
体のバネの専門家として、1年間の連載をさせていただいた後、動作分析やトレーニング設計者の専門家として、たびたび誌面に登場させていただいています。
地方の陸上連盟からのご依頼で、所属選手200名ほどが参加する、記録の伸ばし方についてのセミナーを開催させていただきました。
陸上競技は、多種多様な種目の集合体であるため、種目ごとのコツではなく、人間の頭と体がどのようにパフォーマンスを出すか、というところに絞って、セミナーを構成しました。
200名全員にとって価値を感じてもらうために、ライブ感を感じながら、笑いあり、ガーンとする発見ありの時間を過ごすことで、学べてしまうようにしました。
